煙に含有される成分にはプロピオン酸などがあり、腐敗を防ぐ作用があることで知られています。 保存料用に利用されていますが、実は古くから添加物様に用いられていた経緯があります。 燻製(くんせい)は煙でいぶして作りますが、その際魚や肉が対象となります。 こういった温存方法は昔から人間の知恵によって行われてきた経緯がある。 また、硝酸塩を含有する岩塩は現代では添加物の発色剤様に用いられています。 肉の色調をピンク色にして風味を持たせるために使われていますが、 この方法は岩塩で肉を塩漬けにして保存性を上昇させるということで昔より行われてきました。
現在、食品添加物(しょくひんてんかぶつ)は鮮度維持機能を高めたり嗜好性や品質を改善させる思惑で使用されて いますが、もともと人間が食べ物を加工したり、保存を行う際の知恵より偶然生まれたのがはじまりです。 その後ヨーロッパ諸国では化学合成技術が飛躍的に進歩し、これが合成添加物を生み出させたと言われています。
栄養強化を目的に考えて添加物が用いられることもありますが、近年無添加のものに安心を抱く人がおられるようです。 これは少し誤解を招いているようですが、保存料等が全く添加されてないと、食物はすぐに品質を低下させて しまうことになります。つまり、食中毒などを引き起こす可能性があるわけですから、無添加の食べ物は 保存料を使っている食べ物以上に管理を慎重に行わなければなりません。 個人の性格にもよりますが、食物をこまめに管理できる人なら問題ありませんが、それができない場合、 食べ物を腐らせてしまう危険性と添加物の優れた点を比較し、上手に利用することが望まれます。
添加物の種類と言えば、アミノ酸やビタミン、ミネラル等の栄養成分を強化若しくは補充意図で使用されるものや、 膨張剤やかんすい、豆腐用凝固剤等、製造や加工に使われる添加物があります。 また、糊料や安定剤、ゲル化剤、増粘剤といった品質向上を目的に使われる添加物や保存性を高めて 食中毒を防ぐ思惑で使われる保存料もあります。 更に香料、甘味料、調味料といった風味を高めるものや光沢剤、着色剤、発色剤、漂白剤といった見た目を改善 させる目的で使われる添加物などがあります。