藤豆/フジマメ

藤豆/フジマメの概要

せんごくまめ(千石豆)、あじまめ(味豆)、いんげんまめとも言われる、藤豆は若いさやを食用にします。原産地は熱帯アジアと言われていて、藤豆は一年生草本となります。地域によってそれぞれ藤豆の品種があり、千石豆をはじめ、緑大莢(みどりおおさや)、芭蕉成(ばしょうなり)、紫莢(むらさきさや)、白花千石といったものがあります。関西では、藤豆のことをインゲンマメとも呼びますが、これは隠元禅師(いんげんぜんじ)が1654年に伝えたと言われるところからきたものであり、本来のインゲンマメとは異なる品種です。日本の古書では九世紀よりアジマメの名称で記されています。尚、白花千石は愛知県の品種ですが、ほどよい香気を持ち、柔らかい実になっています。調理では、和え物や汁物、天ぷらといったものに利用されています。

フジマメ/期待される効能・効果

フジマメは食物繊維が豊富で、カリウム、ナイアシン、葉酸なども比較的多く含みます。さや豆は栄養価が高いことで知られますが、フジマメのタンパク質やビタミンは、やや少ないとされます。カリウムは、筋肉や心臓の働きを調節したり、細胞の内部の液体が一定の浸透圧を維持できるように調整する作用を担います。これらは高血圧の改善に有効であると考えられています。ナイアシンは、熱や光、酸化、アルカリ、酸などにも安定する成分で、不足すると口舌炎や皮膚炎、神経症状や胃腸病、ペラグラといった症状を現します。葉酸は、結球の再生に必要な成分で、不足すると巨赤芽球性貧血などを引き起こすこともあります。