鯡/にしん 鰊(ニシン)は海藻に卵を産み付けるのが特徴で、繁殖適齢期は三歳以上となります。 寒冷性の回遊魚で、日本の北から北米の西側に分布し、更にバレンツ海や北極海にまで至ります。 にしんは鮭(さけ)などと同じで、ある海域に稚魚を放流すると、成熟したそのニシンが再び同じ場所に 戻ってくる習性があり、とても回帰性が強い魚となります。 卵巣はいわゆる数の子で、1複で凡そ五万粒ほど含まれています。 調理では酢漬け、蒲焼、塩焼きといったものになり、特に身欠ニシンといわれる 生干しが用いられます。漁獲は、刺網、巻網などで行われ、輸入される鰊はタイセイヨウニシンと呼ばれる 北米産のものが多いとされています。 体長は35センチ程度に及び、海水以外でも汽水湖に来遊することもあり、成熟期は大体四歳前後と 言われています。ニシン目ニシン科に分類され、マイワシと呼ばれる近縁種に良く似ているとされます。 銀白色の腹に背の色は、青黒色となります。 旬は、脂の乗った時期で、卵が完熟する以前の春となります。 栄養面では、脂質が多く、旬の時期にはヒスチジンなどの遊離アミノ酸が豊富に含まれます。 肉質は赤身で、マイワシのそれと同じく、また含有される成分も良く似たものとなります。
| 鯡・鰊(100g中) -にしん・ニシン- | |||
| 熱量(カロリー) | 216kcal | ||
| タンパク質 | 17.4g | ビタミンD | 22μg |
| 脂質 | 15.1g | ビタミンE | 3.1mg |
| 炭水化物 | 0.1g | ビタミンK | 0μg |
| βカロテン | 0μg | 亜鉛 | 1.1mg |
| レチノール | 18μg | カリウム | 350mg |
| ビタミンB1 | 0.01mg | カルシウム | 27mg |
| ビタミンB2 | 0.23mg | 鉄 | 1mg |
| ナイアシン | 4mg | 銅 | 0.09mg |
| パントテン酸 | 1.06mg | マグネシウム | 33mg |
| ビタミンB6 | 0.42mg | マンガン | 0.02mg |
| 葉酸 | 13μg | リン | 240mg |
| ビタミンB12 | 17.4μg | 食物繊維 | 0g |
| ビタミンC | 微量 | コレステロール | 68mg |