喜知次/きちじ 旬は冬で、この時期に脂がのります。白身魚で、フサカサゴ科に属し、全身が赤色に染まっています。 また、棘状の突起物が、頭部や背びれなどにあるのも特徴の一つになっています。 成長すると、体は凡そ三十センチ程度となり、主にオホーツク海や太平洋岸における深海に分布しています。 漁獲の際は、延縄(はえなわ)や底引き網(そこびきあみ)といった方法がとられ、八戸漁港などは日本で有数の 漁獲高を誇っています。 見た目の鮮やかさから、目出度い席などの料理に使われることが多く、他にも鮨種をはじめ、鍋物や塩焼きなどに 利用されています。更に蒲鉾(かまぼこ)の中でも、高級蒲鉾の材料として使われたり、開き干しにした甘塩なども 人気がある食べ方です。 また、市場ではキチジの名称より、キンキンやキンキという呼び名で流通しており、大きな黒斑が背びれの中心部の 基部に見られるのも特徴です。 別名では、アカジメイメイセンと呼ばれることもあります。 卵胎生の深海魚であり、脂が多い上に身肉が柔らかくなっています。 かつては、練り商品の材料や肥料として使われていた経緯がありますが、現在は当時の乱獲によって、その数も 減っているとされています。そのため、今日では高級魚の一つとして数えられています。
| 喜知次(100g中) -きちじ・キチジ- | |||
| 熱量(カロリー) | 262kcal | ||
| タンパク質 | 13.6g | ビタミンD | 4μg |
| 脂質 | 21.7g | ビタミンE | 2.4mg |
| 炭水化物 | 微量 | ビタミンK | 0μg |
| βカロテン | 0μg | 亜鉛 | 0.4mg |
| レチノール | 65μg | カリウム | 250mg |
| ビタミンB1 | 0.03mg | カルシウム | 32mg |
| ビタミンB2 | 0.07mg | 鉄 | 0.3mg |
| ナイアシン | 0.8mg | 銅 | 0.11mg |
| パントテン酸 | 0.2mg | マグネシウム | 32mg |
| ビタミンB6 | 0.04mg | マンガン | - |
| 葉酸 | 2μg | リン | 130mg |
| ビタミンB12 | 1μg | 食物繊維 | 0g |
| ビタミンC | 2mg | コレステロール | 74mg |