鰹/かつお カツオは太平洋の中央あたりを除いて、世界中の暖海にて広範囲に分布しています。 また、黒潮にのって日本近海へ来遊するため、北海道より南の太平洋側や、九州の西側で見られます。 スズキ目サバ科に分類され、一属一種をとっています。 餌を求め黒潮に乗って春には北側へ向かいます。北海道近海まで北上すると夏を過ぎた秋口から、 南側へと向かいます。またカツオには群をなして遊泳する習性があり、木付き、サメ付きとそれぞれ言われます。 木付きは、主に流木に対する遊泳で、サメ付きはジンベイザメにくっついて遊泳することを言います。 およそ七月前後が産卵期となり、南側の海域で産卵します。 カツオは通常カツオ属のカツオとなりますが、ソウダガツオやハガツオなど、カツオの文字が名称に 組み入れられている魚も存在します。 栄養面では、タンパク質を多く含みますが、水分と脂質が少なくなります。 特に脂質は、冬が最も少なく、夏に最も多くなります。また南洋あたりに存在するカツオは含まれている脂質量が 少ないとされています。旨味成分はイノシン酸からなるもので、他の成分ではビタミンB群やビタミンDといったものを 豊富に含んでいます。魚類であるため、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)といった 脂質の含有比率が高いものとなります。 旬は春から夏の初めで、初ガツオといわれる北上間際のカツオより、しばらく時間が経過したカツオの方が 脂肪量も多く美味とされています。ただ、初ガツオは古くから珍重されています。 秋になるとカツオは南のほうへ向かいますが、この時期がもっとも脂の乗りが良く、戻りガツオといって、 美味とされます。 以下の数値は、秋に漁獲される生カツオのものとなります。
| 鰹(100g中) -かつお・カツオ- | |||
| 熱量(カロリー) | 165kcal | ||
| タンパク質 | 25g | ビタミンD | 90μg |
| 脂質 | 6.2g | ビタミンE | 0.1mg |
| 炭水化物 | 0.2g | ビタミンK | 0μg |
| βカロテン | 0μg | 亜鉛 | 0.9mg |
| レチノール | 20μg | カリウム | 380mg |
| ビタミンB1 | 0.1mg | カルシウム | 8mg |
| ビタミンB2 | 0.16mg | 鉄 | 1.9mg |
| ナイアシン | 18mg | 銅 | 0.1mg |
| パントテン酸 | 0.61mg | マグネシウム | 38mg |
| ビタミンB6 | 0.76mg | マンガン | 0.01mg |
| 葉酸 | 4μg | リン | 260mg |
| ビタミンB12 | 8.6μg | 食物繊維 | 0g |
| ビタミンC | 微量 | コレステロール | 58mg |