鯔/鰡/ぼら/ボラ 出世魚であるため、成長に伴って、その呼び名も変化していきます。 ハクからオボコと変わり、次にイナダ、そしてボラに変化しますが、中でも老成魚はトドと言われています。 トドは、「とどのつまり」に由来していて、最後を意味します。 北海道より南の沿岸浅瀬に分布していて、河川にも遡って行くことで知られています。 餌は、海底の有機物としていますが、生命力が強いため、海の汚染にも耐性があり、都市圏の湾内でも頻繁に 見られます。 漁獲は、定置網(ていちあみ)や刺し網(さしあみ)、巻網(まきあみ)、釣りなどにて行われ、成長すると体は、 凡そ八十センチ程度となります。旬は秋から冬の十一月から一月にかけてで、寒ボラは美味とされています。 この頃に脂が乗り、ボラ独特の匂いも消えると言われています。 調理では刺身をはじめ、味噌漬けや魚田、洗い、フライ、焼き魚などに利用されています。 特に刺身の際の血合い肉は、赤色が鮮明で彩り豊かになります。 主に汽水域である河口や湾内を住処にし、産卵期が訪れると外洋へ移動します。 関東では、成長にともなって、おぼこ、いなっこ、すばしり、いな、ぼら、とど、の順に名称が変化しますが、 関西では、はく、おぼこ、すばしり、いな、ぼら、とど、と呼び名が変わります。 郷土料理では、「からすみ」と呼ばれる長野県の特産物が知られています。 これは、塩漬けにしたボラの卵巣から塩抜きして乾燥させたもので、その形状が中国の墨のようであったことに 名称も由来していると言われています。
| 鯔・鰡(100g中) -ぼら・ボラ- | |||
| 熱量(カロリー) | 128kcal | ||
| タンパク質 | 19.2g | ビタミンD | 10μg |
| 脂質 | 5g | ビタミンE | 1.6mg |
| 炭水化物 | 0.1g | ビタミンK | 0μg |
| βカロテン | 0μg | 亜鉛 | 0.5mg |
| レチノール | 8μg | カリウム | 330mg |
| ビタミンB1 | 0.16mg | カルシウム | 17mg |
| ビタミンB2 | 0.26mg | 鉄 | 0.7mg |
| ナイアシン | 4.5mg | 銅 | 0.06mg |
| パントテン酸 | 0.66mg | マグネシウム | 24mg |
| ビタミンB6 | 0.43mg | マンガン | 0.01mg |
| 葉酸 | 4μg | リン | 170mg |
| ビタミンB12 | 4.7μg | 食物繊維 | 0g |
| ビタミンC | 1mg | コレステロール | 65mg |