稗/ひえ 古くは、米の代用食として利用されていた経緯があり、その栽培も山村や丘陵地の農村などで行われていました。 種類では、うるち種に限られていて、その栽培歴史も縄文時代へ遡ります。 粟(あわ)と同様に、古くから利用されてきた穀類の一つに数えられています。 イヌビエと呼ばれる野生種がヒエの祖先種と考えられており、日本で栽培化されたものと推測されています。 そのため、ヒエは日本において多くの使い方が伝えられており、直接精白米として食される他、米に混ぜて炊いたり、 粥(かゆ)、或いは粉にして団子にされることもあります。 また、飴(あめ)や味噌、酒、醤油などの素材として利用されることもあります。 ただ、ヒエを米と混ぜて炊いた場合、冷えると食味が低下すると言われています。 そのため、フワフワとした状態の炊きあがりが美味とされています。 その他、小鳥の餌としてわらを利用することもあります。 これは、麦及び稲に比較すると柔らかくなっているからです。 稗は寒冷地の山村や丘陵地の農村、やせた土地においても栽培可能であるため、稲を栽培できない土地の人たちに とっては、米に代わる重要な作物だったということができます。 尚、稗も雑穀として総称されており、同じ雑穀では、粟(あわ)や鳩麦(はとむぎ)、黍(きび)などが知られています。
| 稗(100g中) -ひえ・ヒエ- | |||
| 熱量(カロリー) | 367kcal | ||
| タンパク質 | 9.7g | ビタミンD | 0μg |
| 脂質 | 3.7g | ビタミンE | 0.1mg |
| 炭水化物 | 72.4g | ビタミンK | 0μg |
| βカロテン | 0μg | 亜鉛 | 2.7mg |
| レチノール | 0μg | カリウム | 240mg |
| ビタミンB1 | 0.05mg | カルシウム | 7mg |
| ビタミンB2 | 0.03mg | 鉄 | 1.6mg |
| ナイアシン | 2mg | 銅 | 0.3mg |
| パントテン酸 | 1.5mg | マグネシウム | 95mg |
| ビタミンB6 | 0.17mg | マンガン | 1.37mg |
| 葉酸 | 14μg | リン | 280mg |
| ビタミンB12 | 0μg | 食物繊維 | 4.3g |
| ビタミンC | 0mg | コレステロール | 0mg |