ひえ


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ひえ・精白粒

「 ひえ・精白粒」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、18.3%含有し、366k カロリーです。【旧2010年版では100g:367kcal】食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、モリブデン(40%:10μg)、次はマンガン(39.14%:1.37mg)、そして、パントテン酸(37.5%:1.5mg)、リン(35%:280mg)、亜鉛(27.5%:2.2mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆14%
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ひえ


古くは、米の代用食として稗が利用されていた経緯があり、その栽培も山村や丘陵地の農村などで行われていました。種類では、うるち種に限られていて、その栽培歴史も縄文時代へ遡ります。粟(あわ)と同様に、古くから利用されてきた穀類の一つに数えられています。イヌビエと呼ばれる野生種がひえの祖先種と考えられており、日本で栽培化されたものと推測されています。そのため、ひえは日本において多くの使い方が伝えられており、直接精白米として食される他、米に混ぜて炊いたり、粥(かゆ)、或いは粉にして団子にされることもあります。また、飴(あめ)や味噌、酒、醤油などの素材として利用されることもあります。ただ、ヒエを米と混ぜて炊いた場合、冷えると食味が低下すると言われています。そのため、フワフワとした状態の炊きあがりが美味とされています。その他、小鳥の餌としてわらを利用することもあります。これは、麦及び稲に比較すると柔らかくなっているからです。稗は寒冷地の山村や丘陵地の農村、やせた土地においても栽培可能であるため、稲を栽培できない土地の人たちにとっては、米に代わる重要な作物だったということができます。尚、稗も雑穀として総称されており、同じ雑穀では、粟(あわ)や鳩麦(はとむぎ)、黍(きび)などが知られています。